雑記 - FA35mmF2 AL Diff

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広角単焦点レンズ。APS-C で対角45°、35mm判で対角63°、5群6枚、絞り羽根 6枚、最短撮影距離 30cm、64x44.5mm、195g。
[[FA20-35mmF4 AL]]の設計もされた泉水隆之さん(現Nikonのえらい人)による設計(特許公開2000-235145)。フード PH-RBA 49mm、ソフトケース S80-80 付き。

市場でもとても評価の高い単焦点レンズで、DA35F2.4 も同じ光学系(但し DA35mmF2.4 はフルサイズをカバーしてない)だとかいう話。以前から購入のタイミングをねらっていたところ、求め易い価格になったので DFA150-450 と合わせて購入 :-)

幾らか試写してみましたが、噂に違わぬ良い写りですね。開放 F2 の明るさや、やわらかなボケ味、デジタルで使っても全く問題ない解像度の高さ、とてもコンパクトなボディ、、、チープな外装が残念ではあるけれど、きちんとしたフードも付いてお手軽な価格、お勧めの一本です。

もちろん K-1 の標準レンズとしてもすこぶるいいです。このレンズか [[FA43mmF1.9 Limited]] を標準レンズ代わりに使っています。(最近は今一つ話題にならないけど、使ってみれば良さが分かると思うのだけどなぁ…外装で損をしているのかな…)

(2019/1/31)HD コーティングしてリニューアルされるらしい。この FA35 F2 は買って間違いのないレンズなので、HD 化されてどれだけ良くなるのか楽しみ。(いろいろ買ってるので)すぐに買うことはできないが、HD の方もぜひ試してみたいな。コーティングだけかよ?とか言ってる人もいますが、莫迦言っちゃいけんよ。コーティングによる光学性能向上は大きいからね。(過去のコーティング開発の歴史を紐解けば分かります。)
QSF  は付けてほしかったけど、廉価な価格設定で販売するには仕方ないよね。
あと、もう一つ書いておくならば、このレンズは [[K2|Asahi Pentax K2]] から始まったすべての Kマウント銀塩一眼レフカメラでも使えるのです。最新のコーティング技術を施された新レンズを銀塩機でも楽しめるのですよ、これって凄いですよね。

(2019/04/04)昼休み、ぼーっと特許情報を特許情報をあれこれ見直していて、ある重大なことに気付く。江橋 裕一郎さんの特開 2018-004884 について読み直してみたらだけれども、これ 35mm F2 に付ける変換光学系の特許じゃないですか。(これまで気づいてなかった。)
FA35 F2 光学系の前に副光学系を付けて 28mm F2.2 にする(つまりワイコンの)実施例が載っていて、幾つか載っている。このワイコンを出すことも出すこと''も''想定してFA35 の HD 化を行ったと考えると妙に筋が通る。このワイコンを出せば、28mm の穴を埋めることができるわけだから埋めることができるわけですからこれは28mm は GR があるとはいえ、これ、期待大だなぁ。