雑記 - Asahi Pentax K Diff

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King of SLR。K といっても Kマウントではないが、このカメラが K の始まり。M42スクリューマウントを採用したペンタプリズム搭載一眼レフ、[[初代 Asahi Pentax(通称 AP)|Asahi Pentax AP]]の高級型として1958年に発売された。当時の価格は 51500円。(1958年の大卒銀行初任給が13000円くらいらしい…)AP と比べると、シャッタースピード上限が 1/1000秒、倍数系列のシャッタースピードダイアル、マイクロプリズムファインダー、半自動絞り、明るい F1.8 のレンズといったことの他、カバーのメッキを二重(ニッケルメッキの上にクロームメッキ)にするなどして高級化を図ったらしい。(ちなみに国産レンジファインダーの名機 [[Konica IIIA|Konishiroku Konica IIIA 50mm F1.8]]の発売と同年。)1958年に開催されたブリュッセル万国博覧会(第二次大戦後初)で、この Pentax K が金賞を受賞したという話。

半自動絞りの標準レンズ(Auto Takumar 1:1.8/55)付きの整備品を高松のヒガサカメラサービスさんで購入。直系子孫の [[Asahi Pentax SV]] と造形的によく似ているが、回転するシャッターダイヤルとか、二つのシャッターダイヤルとか、半自動絞りのレンズとか、何とも時代を感じさせる部分も。
たった 4,5 年で機構の進歩がすごいですね。メカ好きとしてはタマラナイ :-)

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動作させてみると半自動絞りの仕組みがなかなか面白くて、何度もカチャカチャ動かしてしまう。

60年後の子孫(K-1+DFA★50mm)と並べて。この大きさの違いが凄いね :-p

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!ストラップ
オリジナルのストラップはないので、現行の「レザーストラップキャメル 33076」を付けることにした。
この革ストラップについてだが、初期状態で革の床面(ストラップの内側)が床処理されておらずザラザラしている。滑りを抑えるにはざらついていた方が良いかもしれないが、正直なところ肌触りが良くないのでトコノール等を使って床面を滑らかに手入れしておいた方がよいだろう。更にしなやかさを出すためにミンクオイル等を刷り込んでおくのが吉。革製品は使い始める前に最初の手入れしておくと長く使えていいと思う。(個人的には「なんですぐ使えるように処理してないの?」と疑問形だけどね…普通トコノールやミンクオイルは持ってないと思うし。)