雑記 - Asahi Pentax 67 Diff

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お化けのように大きなペンタックス、通称バケペン。

1969年に発売された 6x7 判一眼レフカメラ Asahi PENTAX 6x7。発売から 30年の間、基本構成を変えずに作り続けられたロングセラー機。(1998年に後継の 67II に。)1989年に名称が 6x7 から 67 に変わったのだけれど、本機(下の写真、左)はその 67 モデルの方。 (知ってる人が見れば分かりますがこの TTLファインダーは 6x7 時代のもの。だけれどオーバーホール時に内部基盤等を後期のものに交換済みとのこと。)

 {{attach_view('Pentax_67_MX_auto110.jpg')}} MX、auto110 と並べて

きっかけはついつい購入した可愛い [[auto110|Asahi Pentax auto110]](上の写真、手前)。それまで 35mm判フィルム機はあれやこれや(例えば上の写真右の [[MX|Asahi Pentax MX (Black)]] )使っていたのだけれど、110フィルムを使ったことでフォーマットの違いによる差を意識するに至った。
フォーマットについていろいろな話は聞くものの、その違いを理解するには結局自分自身で使ってみないとなぁ、と考えはじめたのが事の始まり。小さい 110 フィルムの逆となると 120 フィルムの中判。となると、PENTAX フリークとしては、、、バケペンしかないですよね。

そんなことを考えていたとき、カメラ屋さんのジャンクコーナーで偶然 PENTAX の中判用ストラップを発見。\800 也。帰ってビニール袋を開けてみてビックリ、何と汚れ一つ無い未使用品!あぁ、何という巡り合わせ、Synchronicity でしょう。
ストラップを手にしたのだから、あとは本体を買うだけです。;-p

しばらくあちこちで探した後、[[K2|Asahi Pentax K2]] や [[MX|Asahi Pentax MX (Black)]] でお世話になった[[高松のヒガサカメラサービス|http://higasacamera-takamatsu.com/]]さんでオーバーホールされた品を購入することに。(いつもありがとうございます。)
届いた品を見ると、傷もほとんどない美品。何よりプロによってきっちり整備されているので安心して使えます。(2017/06)

ちなみに、実はもうひとつ購入動機がありまして。。。
実はバケペンのプロトタイプがフォトキナで発表された年が私の生まれ年と同じなのです。(ちなみに数年前に購入した [[Rollei 35]]も同年のフォトキナで発表されたはず。)
そんなわけで Pentax 6x7 "バケペン"は昔から気にはなっていた存在だったのです。

今フィルム機が売れているみたいですね。なんでも、バケペンは女性にも人気だとか。結構重いんですけどね。f^-^;;
女性が大きなバケペンを振り回して撮っているのを想像してみると、とてもカッコイイですね。

有り難いことに今も Ricoh-Imaging のサイトに 67 の使用説明書が置いてあります。→
[[PENTAX 67 使用説明書(PDF)|http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/support/man-pdf/67.pdf]]
基本的に一眼レフの使い方を知っていれば難しいところはありませんが、ちょっと違うところもあるのでよく読んで使いましょう。

当面の間レンズは新品を確保できた [[55mm F4|SMC Pentax 67 55mm F4]] 一本で楽しんでみるつもり。→ 後にお手頃価格の [[200mm F4|SMC Pentax 67 200mm F4]] や銘玉 [[165mm F2.8|SMC Pentax 6x7 165mm F2.8]] をゲット。→ さらにジャンクコーナーから標準の [[105mm F2.4|Super-Multi-Coated Takumar 6x7 1:2.4/105]] を救出。これだけあれば、十分に楽しめます。

(追記)フォーマットの違いについて。初撮りということでポジを一本撮っただけなのに現像からあがってきたフィルムを見て 6x7 版の素晴らしさがわかりました。こりゃすごい!なんと美しいことか…。中判に嵌まる人の気持ちが分かりました。こんなことならもっと早く手を出せばよかったな…
ほんと良いですよ、バケペン。

(追記2)2018年2月初め、駅前の中古カメラ屋さんにて木製グリップを確保。バケペンに取り付けてみると、寸分の狂いもなくビシッと固定されて何とも小気味よい。(グリップなんだから当たり前かもしれないけどね。)左側の持ち手ができて確かに安定感が増しますね。これはいいものだ。

(追記3)2019年1月、駅前の中古カメラ屋さんにてウエストレベルファインダーを購入。

(追記4)2019年2月、閉店が決まった(泣)キタムラ可部店にて、オート接写リングセットと Kenko テレプラス MC6 AP67 2X を入手。システムが揃ったなぁ。

(追記5)2020年暮れ。2020年に入って新型コロナ騒動もあって持ち出さなくなったこと、フィルムカメラ人気が出ているので他の方に使ってもらった方がいいと考えたこと、そして年明けに発売予定の [[K-3 markIII|PENTAX K-3 markIII - Ricoh Imaging]] 購入の足しにするために売却。今後一眼レフは K マウントに絞り込む方針。また中判フィルムは軽量コンパクトな [[Konishiroku Pearl II]] で楽しむことに

(追記6)2021年、、、中判相場が異常な高騰。(差額で儲けようとするアコギな転売屋が原因だろう。転売屋対策で真っ当な店も価格を上げざるをえなくなり悪循環。)
どなたかがつぶやかれていたが、フィルム中判そのものが終わってしまうのではないか、相場が安定した頃にはフィルム自体も無くなっているのでは、という危惧


!サンプル
千円で買って直したジャンクの [[Super-Multi-Coated Takumar 6x7 1:2.4/105]] を付けて撮ったもの。

なおサンプルといっても、きちんとスキャンしたものではありません。でも凄いでしょ。ルーペで見たら、もっときれいに写っています。
(ライトボックス代わりの iPad の上に置いて、三脚固定した KP + DFA50mmMacro で撮った。フィルムの平面はきちんと出してないし、レンズの角度も適当なのでご参考まで。)

 {{attach_view('takumar6x7_105_sample.jpg')}}