雑記 - MacOSX用のktermとkinput2 Diff

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ずいぶん昔に作った Mac OS X 用の kterm だとか、ことえり用 kinput2 のバイナリです。(以前のページから移設)

例のごとく、これらを使ってうまく動かなくても責任はとりません。(とれません。)

自己責任でどうぞ。

(2006/May/30)MacBook を入手したので、Intel Mac 用 kterm & kinput2-kotoeriも用意しました。

(2007/Dec/13 追記) あちこちで報告されていますが、現時点において Leopard では、ことえりな kinput2 は使えません。ちょっと見てみると、GetDefaultInputMethodOfClass 関数が error -2524 (Current input source is a keyboard layout resource)を返しています。(参照: [[Deprecated Text Services Manager Functions|http://developer.apple.com/documentation/Carbon/Reference/Text_Services_Manager/DeprecationAppendix/AppendixADeprecatedAPI.html]])はてさて、どうしたものかなぁ。これは X の方もなんとかせんといかんのかな?

!kterm
ええと、X11 for Mac OS X beta3 と X11 SDK で、簡単に kterm が make できるようになりました。 不要かもしれませんが、当方の環境で作成した binary を置いておきます。
binary を固めた {{attach_anchor('kterm4osx.tgz')}} ファイルを 落して、
tar zxvf kterm4osx.tgz -C /
とすることで多分使えるようになります。(上述の命令は root 権限で)

Intel Mac 用 binary → {{attach_anchor('kterm4osx_intel.tgz')}}

!JIS keyboard と \キー (この\は半角の backslash のこと)
Apple の JIS keyboard を使っていると、kterm (実は xterm も)上で \(backslash)が入力できません。\ key 自体の event は取れているので ちょっと以下のように設定すれば、入力できるようになります。 (詳しい説明は抜き)

次の一行を書いた .Xmodmap ファイルをホームディレクトリ上に 作成します。
keycode 101 = backslash bar
X11 の Preferences で、"Input" の "Follow system keyboard layout" のチェックを外す

(追記)JIS keyboard で\を入力する方法として、option + \ という方法もあることをメールで教えていただきました。kyushima さんありがとうございます。(2006/06/14)

!kinput2 (ことえり用)
[[ことえりを使ってkinput2入力するためのpatchを作っておられる方|http://www.sol.dti.ne.jp/~kikuyan/macosx/x11kotoeri.html]]がいらっしゃったので、それをただ make したものです。

make って何?という方の為に、また自分が後々別の Mac にインストールする時の為に、置いておきます。

{{attach_view('kinput2kotoeri.png')}}

*{{attach_anchor('kinput2.for_Panther.tgz')}} binary を固めた tgz ファイル
*{{attach_anchor('kinput2.for_Tiger.tgz')}} binary を固めた tgz ファイル(Tigerでつくったもの)
*{{attach_anchor('kinput2.for_TigerIntel.tgz')}} binary を固めた tgz ファイル(MacBookのTigerでつくったもの) Intel 用です。

利用手順の大まかな流れは、上記バイナリファイルの展開した後、 ホームディレクトリ直下に 3つのファイルを作成するだけです。
上記バイナリファイルを管理者権限で展開
tar zxf kinput2.tgz -C /
~/.bashrc の作成。この中には以下の内容を記述。(2行)
export LANG=ja_JP.eucJP
export XMODIFIERS='@im=kinput2'
~/.Xresources の作成。この中には以下の内容を記述。(6行)
emacs*inputMethod:  xim
emacs*useXim:   true
kinput2*OverTheSpotConversion*modeShell.borderWidth:    0
kinput2*OverTheSpotConversion.useOverrideShellForMode:   true
kterm*allowSendEvents:  true
kterm*openIm:   true
~/.xinitrc の作成。雛型が、/etc/X11/xinit/xinitrc にあるので まずはこのファイルをホームディレクトリにコピー。
cp /etc/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc
その後に、# start some nice programs の下辺りに以下の 4 行を追加。
kinput2=/usr/X11R6/bin/kinput2
if [ -x $kinput2 ]; then
     $kinput2 &
fi
上記バイナリは Panther 環境で作成したものですが、 当方の Tiger 環境でもそのまま使えています。 気が向いたら Tiger 環境でも作成します。(ちょっと時間があったので作りました)

!スクロールボタン
ええと、スクロールマウスだとかを使っていて、上下スクロールを認識させたいことがあるかと思います。そのためには、例えば kterm であれば、~/.Xresources に次の 3行を付け加えれば ok です。
KTerm.vt100.translations: #override\
<Btn4Down>:scroll-back(5)\n\
<Btn5Down>:scroll-forw(5)

!追記
ひとつ大事なことが抜け落ちていました。上述の .Xresources を読み込ませるためには、xrdb というコマンドが使われるのですが、この xrdb は実行時に cpp (プリプロセッサ)を必要とします。この cpp は、開発環境(Xcode)の中に含まれているので、Xcode をインストールしてください。

!えー
Mac OS X には先進的な開発環境(Xcode)が付属しています。ここに挙げている kterm や kinput2 も出来れば自分で make してみてください。
UNIX の世界には、ありとあらゆる free なソフトウェアがあります。
この世界を知らないでいるのは、もったいないですよ。

Xcode は、OS X をパッケージで買った場合にはその中(CD or DVD)に含まれていますし、新しい Mac を買った場合にはアプリケーション(Applications)フォルダの中の Installers フォルダの中に入っていると思います。(/Applications/Installers/Developer Tools/ 内)