雑記 - rawtherapee Diff

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RAW画像を現像するフリーソフトウェア rawtherapee の build について。

主要な Linux distribution であればパッケージがありますが、そうでない場合は AppImage を実行するか、自前 build することになります。ここでは主に自前 build について気付いた点をメモしておきます。

!AppImage
(2024.10現在)libthai が無いといって実行できない。 libthai とかを入れれば動くけど、何のための AppImage なんだよぅ。

!自動コンパイリング
ここ↓に説明があります。ライブラリの依存性はチェックしないようなので、事前確認が必要。

[[https://rawpedia.rawtherapee.com/Linux/jp#%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0]]

!自前build
source code を取得して build する際、依存関係のあるライブラリを /usr/lib 以外(例えば /usr/local 以下)に入れると PKG_CONFIG_PATH を指定する必要がありますが、rawtherapee は cmake を使っているので環境変数を使っての指定はできない(ほんと?)みたい。
cmake は CMakeList.txt でいろいろ指定できるので、CMakeList.txt の上の方に以下のような行を突っ込めばよい
set(ENV{PKG_CONFIG_PATH} "$ENV{PKG_CONFIG_PATH}:/usr/lib/pkgconfig:/usr/local/lib/pkgconfig")
あとは
mkdir build ; cd build ;
cmake ../ && make
それから地味に嵌まったのだけれど、lensfun library のバージョンが新しいと build に失敗する。(github から取ってきた 0.3.95 で嵌まった…)これは lensfun library 内の lfModifier の syntax が変わったため。lensfun-0.3.4 を使えば大丈夫なことは確認。(主要 distribution では 0.3.4 を使っている。)