ThinkPad X1 nano

1kg を切る小さくて軽い ThinkPad X1 nano (Gen1)。CPUは 11th Gen Intel Core i5-1130G7、memory 16GB、SSD 500GB (SKHynix_HFM512GD3HX015N)。

2022/01 頃に到着。多忙期に付き、触り始めたのは 4月。（その間に Gen2 が発表されちゃった。f^-^;;） いつものように Windoze にはきれいさっぱり消えてもらって、Linux をいれますよ、はい。

UEFI な第1パーティション(260MB,vfat)を除いてバッサリ消去し、88GB+300GB+88GB と 4パーティション構成に。あ、そうそう第1partition の中身は消去しておく。（でないと、存在しない Windoze を起動しようとしちゃう。）

インストール自体は難なく終了。

BIOS の power 設定に "Sleep State" なる項目があり、"Windows 10 and Linux" と "Linux S3" が選べるようになっている。S3 suspend するには "Linux S3" を選べばいいはずだが、suspend からの復帰に失敗（blackout）してしまう。キーボードも生きてないような。

もう一つの "Windows 10 and Linux" を選ぶと suspend / resume できるが、眠りが浅い(;p)ためか sleep 中のバッテリー消費が速い気がする。（素の状態で半日 sleep させていると 15% ほどバッテリーを消費していた。）なので、"Linux S3" 設定での S3 sleep が正常にできるようにしたいところ。

幾つかの kernel module を reload すれば改善するのだろうか。いや、その前に BIOS update をしておいたほうがよいか。現在の BIOS は N2TET66W (1.44) EC N2THT65W 。（出荷時状態）

で BIOS の changelog をつらつらみてたら

- (New) Support New Sleep State for Linux that are not compatible with Suspend-to-Idle.

とかいう記述があるなぁ。これ、関係あるのかな？

エイヤッと BIOS を最新の N2TET71W (1.49), EC N2THT68W に上げてみたら、拍子抜けするほどあっさり解決。Linux S3 でも S3 suspend からの復帰問題なし。:-)

それはそうと、BIOS update 後に BIOS self healing backup なんてのが出てきたのだけど、なるほど万一のために BIOS 周りのバックアップをとるようになったんですね。（前からあったっけ？何処にバックアップしてるんだろう？）

S3 sleep 状態で 43時間放置して 15% ほどのバッテリー消費なので、ちゃんと深い眠りに入れるようになりました。よしよし！

2022.04.30 に 7.4 が正式リリースされたので、一応テストも兼ねて再インストール。さっくり完了。

2023.06 に 8.{0,1} がリリースされたので /dev/nvme0n1p4 にインストール。さっくり完了。kernel 6.1.30。 thunar の時刻表示が正しくなかった（UTCになっていた）ので、~/.bashrc 内で環境変数 TZ='Asia/Tokyo' を指定した。

sound device (Intel Tiger Lake-LP Smart Sound Audio) をうまく認識してくれなかったので、/etc/default/grub の GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT を以下のようにして grub.cfg を作り直す:

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="net.ifnames=0 quiet snd_hda_intel.dmic_detect=0"

（追記）grub の入れ替えをしたときに /etc/default/grub が上書きされることに注意

firmware と kernel をとりあえず最新に。以下、随時 tunning していく。

随時

ThinkPad BIOS N2TET81W (1.59 ), EC N2THT71W