PENTAX MX-1
おそらくだけど Pentax 最後のコンパクトデジタルカメラ。(注: 2023年末、WGシリーズが PENTAX 銘に戻ったので最後ではなくなりました。;-p)2013年5月発売。6mm-24mm (35mm換算 28mm-112mm) F1.8-F2.5 の明るい 4倍ズームレンズ搭載。PENTAX MX をオマージュし、ロゴを旭光学時代の旧字体っぽくしたり、外装を真鍮にしたりと、とても凝った作りのコンパクトデジタルカメラ。こういったこだわりある製品は貴重ですよね。旭光学時代をオマージュした K マウントミラーレス機 K-01 designed by Marc Newson と何処か繋がりを感じます。
この MX-1 が KP J Limited をデザインした TKO さんがデザインしたものであることを知って、彼のファンとしては「ゲットしなくては!」ということでのんびりと探していた。2019年師走、いつもお世話になっている八百富さんのところで状態の良いシルバーモデルを入手。(確認してみたら Shutter Count 220 ほどの新同品。) 発売当時から画質が良いことで知られていたし、絵作りは PENTAX なので、PENTAX 一眼レフのサブ機としてはベストかな、と。(PENTAX はすべての機種で絵作りを統一しているということを中の人の話で聞きました。GR の絵作りはまたちょっと違うんですよね。いや、どっちも好きではあるのですけど。)
ちなみにレンズ周りは OLYMPUS STYLUS XZ-2 と同じっぽい、と言われている。オリンパスのレンズユニットを使っているのかもしれないが真偽は分からない。(各ユニットを他社に外販するのはカメラ業界では昔からある手法です。カメラメーカーに限らずとも、ユニットの販売はどの業種でもよく見られますね。) と書いた後に少し気になって昔の記事を漁ってみたら、こんな記事(八百富 Sさんの blog)が。どうやら MTF 曲線が違うみたいなので、単純に同じレンズユニットというわけじゃないのかな?(どうなんだろ?)
お約束(?)ということで、40mmF2.8 を付けた Asahi Pentax MX (silver) と並べて。高さはほぼ同じかな?(狙ったのかなぁ、TKOさんに会う機会があったら聞いてみよう。)幅は MX-1 の方が狭い。(MX よりコンパクトな ME よりも狭い。) MX ロゴもよーく比べてみると単純に真似ているのではなく、微妙に変えている辺りがニクい。;-)
並べて上から撮ったもの。軍艦部の形状やエッジの角のとり方なども当時の PENTAX 機のそれを踏襲していて、ニヤリとしてしまう。(模倣しすぎないところも大事ですよね。)
こうやってみると、やはりアクセサリーホットシューが欲しくなりますね。(ホットシューを付けるためにスペースを空けていたらしいことを TKO さんが言われていたような。) というわけなので、ジャンクの MZ-7 からホットシューを取り外し、その下に一枚 0.6mm 厚のプレートを加工して取り付けた後に、(後で外せるように)両面テープで固定した。如何でしょう?
加工したホットシュー
それはそうと、MX-1 のバッテリーは Ricoh GR と同じものみたいですね。サイズも電圧容量も全く同じです。共用できるのでかなり嬉しい :-)
(2021/08/21)あれっ? Black モデルが!ワクチン接種の副反応か?(冗談)
サエダさんとこで購入したこの Black モデル、Shutter Count は 400 ほど。大きな傷もなくこれまた新古品と言ってもよさそう。
MX black と並べて
荷を減らしたいバイクに乗る際に持ち出して使う予定。MX black のように真鍮の地肌がでるくらい使い込んでやりたいなぁ。ちなみに MX-1 silver モデルの方は職場に置いて使用している。
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References:[Camera] [Ricoh GR] [Ricoh GR III]