iMac DVの電源IC交換
iMac DVの電源 IC 交換
iMac DV に使われている電源 IC 5S12656 がお亡くなりになると、動作が不安定になる(画面が揺らいだり、落ちたり、起動しなかったり)というトラブルが発生することがよく知られている。(FBTが原因のこともあるらしいけど、iMac DV では電源 IC が犯人のことが多い模様。一方で初期型 iMac の場合は FBT が犯人のことが多いみたい。)
これを直すには、電源 IC (5S12656)を交換してやれば良いのだが、この IC はその辺りには売っていない。というか、日本では国内で扱っている店が存在しない模様。どうなってんだ。。。某オークションとか海外通販しか手がないが、オークションはどうも好かんので、海外通販の方針とする。
google 先生を使い、この IC (5S12656)のデータシート情報やら何やらを探した結果、現在入手可能な互換 IC は Fairchild の FS6S1265RE であることが判明。そこでこの IC を Fairchild-direct での通販で購入することにした。今回はちょっと訳あって出入りの業者(Mさんありがとうございます。)に頼みました。日本円でおよそ3000円/1個でした。
交換作業そのものは、以下のサイトを参照させていただきました。詳しく書かれているので、とても役に立ちました。ありがとうございます。 http://mono-zukuri.net/electronics/fix_imac.html
問題の iMac DV 。実は、職場には iMac DV がごろごろあります。^-^;;

Fairchild-direct で買った電源 IC

下側を外したところ

フロントカバーを外す前にねじ穴隠しを外す。先端を曲げたクリップを使うと割合簡単に外せる。

フロントパネルを外す。ハイカのような薄い丈夫なカードを使うと便利。

サイドカバー(?)を外すには下にずらす。

サイドカバーを外した絵。

このヒートシンクに付いた IC を交換する。

FBT のキャップを外す。ここは要注意。電圧が半端でない。

ここまでばらせばゴールは近い。

こんな風にボードが外せる。

固定しているネジなどを外して、アナログボードを外す。

こいつが犯人だ。

電源 IC を外した!(ICとヒートシンク間の絶縁板をなくさないように)

新しい電源 IC FS6S1265RE の入ったケース。

これが新しい電源 IC。シリコングリスを付けて、ハンダ付け。

後は戻るだけ。外したコネクタとかを忘れないように。

修理完了!

内蔵電池がヘタっていて、なかなか起動しなくて焦ったのは内緒。
Keyword(s):[repair] [iMac DV] [IC]
References:[Hardware]