Xorg7.3 binary packages for Plamo-4.22
素の Plamo 4.22 上で作成した Xorg 7.3 の binary packages です。 ご利用に際は、自己責任でお願いします。
(2007/12/14) 下にxkb 関連で追記事項があります。
(2008/05/29) Java applet が動かない件について追記。
(2008/06/04) 輝度調整キーが効かなかった intel driver について追記。
全てまとめたもの
- すべてをまとめたもの(xorg7.3dri.tgz) (161MB)
xorg7.3dri.tgz は /usr/X11R7.3 を丸ごと固めたものです。(と書きつつ、ページの下の方に追加パッケージがあります。)
tar zxf xorg7.3dri.tgz -C /
とすれば、必要なファイルがすべて /usr/X11R7.3 に展開されます。(実は WindowMaker も含まれてます。) この後、
/usr/X11R7.3 -> /usr/X11 のリンク張り替え /usr/inclide/{X11,GL} のリンクを X11R7.3 のものに張り替え /etc/X11 配下の リンクを X11R7.3 のものに張り替え /etc/ld.so.conf に /usr/X11R7.3/lib を加え ldconfig。(/usr/X11R6/lib の前に) /etc/profile の PATH 環境変数に /usr/X11R7.3/bin を追加。(/usr/X11R6/bin の前に)
最後に xfplamoconfig で xorg.conf を作り、FontPath を書き直せば終わりです。
分割したもの
こちらは各 modules 毎に tgz で固めたものを各カテゴリー毎にまとめたものです。(含まれる tgz ファイルの一覧は→xorg7.3_files.txt)
- 分割したもの(Pre.tgz)
- 分割したもの(app.tgz)
- 分割したもの(data.tgz)
- 分割したもの(doc.tgz)
- 分割したもの(driver.tgz)
- 分割したもの(font.tgz)
- 分割したもの(lib.tgz)
- 分割したもの(proto.tgz)
- 分割したもの(util.tgz)
- 分割したもの(xorg-server-1.4.tgz)
- 分割したもの(xkeyboard-config-1.1.tgz)
Pre.tgz, app.tgz, data.tgz, doc.tgz, driver.tgz, font.tgz, lib.tgz, proto.tgz, util.tgz を展開すると、それぞれのファイル名のディレクトリが作成され、その中に各カテゴリに含まれる modules の tgz ファイルが入っています。
for d in Pre app data doc driver font lib proto util do echo ${d} tar zxf ${d}.tgz cd ${d} for f in `ls` do echo "extracting $f" tar zxf $f -C / done done tar zxf xorg-server-1.4.tgz -C / tar zxf xkeyboard-config-1.1.tgz -C /
てな具合にすれば、すべてが /usr/X11R7.3 に展開されるはず。
以下、幾つかの調整ならびに設定
/usr/X11R7.3 -> /usr/X11 のリンク張り替え /usr/inclide/{X11,GL} のリンクを X11R7.3 のものに張り替え /etc/X11 配下の リンクを X11R7.3 のものに張り替え /etc/ld.so.conf に /usr/X11R7.3/lib を加え ldconfig。(/usr/X11R6/lib の前に) /etc/profile の PATH 環境変数に /usr/X11R7.3/bin を追加。(/usr/X11R6/bin の前に)
幾つかの抜け落ちたディレクトリ等の作成や font.dir の作成を行う。
mkdir /usr/X11R7.3/share/X11/xkb/compiled mkdir /usr/X11R7.3/lib/xserver touch /usr/X11R7.3/lib/xserver/SecurityPolicy cd /usr/X11R7.3/lib/X11/fonts \ls -l | grep ^d | awk '{print $9}' |\ while read dir do echo $dir cd $dir mkfontscale mkfontdir cd ../ done
最後に設定ファイルの作成。xfplamoconfig で xorg.conf を作ったら、FontPath を書き直しておしまい。
追加パッケージ(上述のものに含まれていないもの)
synaptics(xfree86-driver-synaptics-0.14.7.tgz)
xf86-video-ati-6.7.196.tgz(ati driver の新しいもの, 20071203)
xkb.link.tgz(後述の XKB のエラー対策)
xf86-video-intel-2.3.1.tgz(i810 driver の新しいもの, 200800604)
xf86-video-intel-2.3.2.tgz(i810 driver の新しいもの, 200800702)
annex
VAIO TZ90 ならびに MacBook の Parallels 上で、以上のような感じに設定してうまくいってます。(一応何回かテストしました。)
ですが環境(使用している Window Manager や起動アプリケーション)によっては、若干の修正が必要かもしれません。 くれぐれも自己責任でお楽しみください :)
例えば .xinitrc で kinput2 を起動しようとすると、X があがらないですね。
ln -s /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Kinput2 /usr/X11R7.3/share/X11/app-defaults/
としたら回避できました。
Couldn't load XKB keymap ???
uim の設定をしていて、kterm 上で uim-fep の on/off に Alt+spaceが 使えないことに気づく。そこで xkeyboard まわりに問題があるんじゃないかという気がして、X のログ(/usr/X11R7.3/var/log/Xorg.0.log )をみた。
Couldn't load XKB keymap, falling back to pre-XKB keymap
てなエラーが出ている。 はてこれは何じゃらほい?とぐぐると、Gentoo Linux のサイト(http://www.gentoo.org/proj/ja/desktop/x/x11/modular-x-howto.xml)を見つけた。そこの記述を読みつつ、/usr/X11R7.3/share/X11/xkb/rules/base というファイルの中に記述してあった model 値とか option 値を参照しながら、 setxkbmap を試してみた。
$ setxkbmap -model pc101 -layout us -option "ctrl:nocaps" Couldn't find rules file (xorg)
うーん、うまくいかない。で、setxkbmap Couldn't find rules file (xorg) でググってみたら、こちらの方のページに、この XKB 周りの問題の原因究明と solution が!
cd /usr/X11R7.3/share/X11/xkb/rules ln -s base xorg ln -s base.lst xorg.lst ln -s base.xml xorg.xml
すれば良いということで、確かにこれで XKB のエラーはなくなりました。(これらの link を tar.gz で固めたもの→xkb.link.tgz)
参考までに、現時点での xorg.conf
Java applet が動かない?!
ML で、Xorg7.3 の上で Java applet が動かないという指摘。 調べてみたところ、Java の bug っぽい。 処方箋は、
LIBXCB_ALLOW_SLOPPY_LOCK=1 firefox
として起動する、あるいは
sed -i 's/XINERAMA/FAKEEXTN/g' /opt/jre1.6.0_05/lib/i386/xawt/libmawt.so
と libmawt.so を書き換えるとのこと。
追加情報: 最新の jre1.6 (たぶん 1.6.0.6)では、この bug は直っているらしい。
ThinkPad X60s で輝度調整(Fn+Home,Fn+End)が効かない
ThinkPad X60s で輝度調整キーが効かないことに気付く。 X を起動していない状態では、輝度調整できていることから、X に何か問題があると判断。しばらくして Fn+Home or Fn+End を押すたびに
I830PMEvent: Capability change
というメッセージが出ていたので X の source を調べると、xf86-video-intel driver が該当していそうなことがわかった。 そこでもう少し google 先生で調べてみると、http://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=443111に新しい driver で直っているらしい記述が。 で、xf86-video-intel-2.3.1 を取ってきて make install してみたところ、問題がきれいに解決。ちょっと怪しげだった xbacklight の挙動も改善。この driver を tar で固めたもの→xf86-video-intel-2.3.1.tgz)
Keyword(s):[Xorg7.3] [Plamo] [Linux] [binary]
References:[Plamo 4.22 Xorg7.3 ] [VAIO TZ90]