Konishiroku Konica Recorder

小西六が 1984年 3月に発売したハーフサイズフィルムカメラ。35mm フィルムパトローネの径に近づけ、世界で一番薄いフィルムカメラだったらしい。(薄いといえば 10年後の Ricoh R1 も徹底して薄い。こういう方向の工夫も結構好きだなぁ。)デザインが良くて通産省グッドデザイン賞にも選ばれたらしい。搭載レンズは HEXANON 24mm F4。このシュッとしたデザインも特長であるが、ハーフサイズだけれどもフィルムを縦送りするので普通の横位置写真を撮れることや、電池が入手しやすく安価な単三2本であることも大きな特長といえるだろう。(単三電池なのは特にうれしい。)

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2018年の暮れ、広島駅前の日進堂さんのところで見掛けて、そのフォルムに惹かれ思わず購入。どうやら前オーナーはほとんど使っていなかったようで、傷は皆無&箱付き。モルト交換してあるということなのですぐに持ち出せるなー。どのフィルムを詰めようかな。(小西六だからサクラカラーを入れたいところだけども ^-^;;) ハーフサイズなので、画質がどうこう気にしないで気楽にパチパチ撮れるのも良いね。(撮っても撮っても減らない感じが良くもあり悪くもあり)

ウ~ン、最初から分かっていたことだけれど、基本プラ製だから質感がなぁ… やはり機械類はメタルな方がイイなぁ(と改めて思っているところ)

Recorder という名称、まさしくという感じがする。いろいろな記録をパチリパチリと撮るというのには合っている。(ハーフサイズだから枚数も倍だし。)押せばいいだけというのも Recorder らしいところ。

ただ、私的に求めていたものとは違うなぁと感じた。私はファインダー通して被写体と向き合いあれこれ考えて撮るのが好きなのだなと改めて分かったので、早々に売却することにした。(2019年1月末)きっとこのカメラが合う他の方がいるだろうから、そういった人に使ってもらった方がいいと思うので。 たった一月の付き合いだったけれど、自分の撮影スタイルを改めて理解するきっかけを与えてくれた、このカメラに感謝。

Last modified:2019/01/28 12:29:10
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