PENTAX K-3 markIII - Ricoh Imaging

新型コロナウイルス騒動で発売に遅延が発生中。2020年10月27日に髙橋社長の動画メッセージが公開され、2021年2月のCP+の頃に発売の予定とのこと。スペックの詳細も公開された。名称だけみると K-3 の後継のように感じてしまうが、ボディデザインは K-3 や K-3II と違うし、中身(ファインダー周り、AFユニット、処理エンジン、、全て)も新規設計なので全くの別物。(別の名前にしても良かったと思いますが、何か考えがあるのでしょうね…とりあえず、APS-C フラッグシップは K-3 XX という名称でいくのかな。)

さて遅延の主因となった今回のコロナウイルス騒動。社会生活にも私たち自身の心にも多大な悪影響を及ぼしている。(私もメンタルに結構来てます…)リアルなモノを作りだすメーカーさんにとっては特に厳しいだろうこと想像に難くない。規模の小さいPENTAX(Ricoh-Imaging)さんにとってはなおさらではないかと。。。PENTAX のモノづくりをずっと応援しているので、開発&製造に関わっておられる方々にエールを送りたい。

なんのかんので価格は高くなりそうではあるが、スペック的(特にファインダー!)にもデザイン的にもとても好ましいカメラボディ(とても好み♪)なので、もちろん購入は決定済みですよ、はい。(アストロトレーサーを時々使うので GPS 無しがちょっと気になるくらいかな、マイナスは。)

一眼レフにとってもっとも大切なファインダー周りに力点を置いて作られたカメラボディとのこと。そのために加工が極めて難しい高屈折ガラスを用いて新規にペンタプリズムを作ったのだとか、ファインダー倍率は 1.05倍だとか、いろいろ。PENTAX 初号機である Asahi Pentax AP のファインダーの良さに感銘を受けた私としては楽しみでならない。

(2020年暮れ)関係者向けの内覧会があったらしく、いくつか記事が上がっている。 一点気になっているのが、メニューが変わって GR と同じ UI になっているところ。これはどうなのかなぁ、、、 個人的には、GR III のメニューって(何故か)分かりにくいと思っているので。(GR はスナップシューターなので一々メニューを開くことがないから気にしないでいるのだけど。) タブが上じゃなくて左に来るのは慣れでなんとかなると思うけれど。 使ってみないと分からないですが、メニューの変更は少し心配。(撮ってる最中、メニューは(ほぼ)開かないから気にならないかもしれないけども) というか、早く使いたいぞ〜!早く出して〜!!

(2021/02 初旬)CP+ の頃にという話だったかと思うが、年明けから全く音沙汰がない…一体どうなっているのか… 「おあずけ」状態が長すぎて痺れを切らす直前。私は PENTAX 以外を買う気は無いけど、それ以外のものに資金が流れちゃうよ… ってか、KP も販売終了ってなると PENTAX を買う人の選択肢が減るじゃない。早く次の物を出してよぅ。(泣)

(2021/02/18)Noooooooo!!!!! 開発状況について(第2報) このところの音沙汰無しから不安視してたけど、やはり遅れるんかぁ… 「しかしながら現在、一部の部品調達に遅延が発生していることと(以下略)」とあるが、例の旭化成の件だったりするのかなぁ。旭化成の火事はもっと前の話だし変だよなぁ。去年の10月末に高橋社長のメッセージが出されたときからホンの数ヶ月でどうしてこういう状況になるのだろうか? はぁぁ… KP の調子が悪いし、どうしたもんかな…

(2021/02/25)CP+ の動画(若代さんの)を視聴した。早く使いたいよぅ、K-3 III…

(2021/03/31)つ、ついに正式に来た〜!4/23発売予定。速攻で Premium kit を発注!(セキュリティが働いてカード決済が通らないとかトラブルはあったけど ;-p) 本家の Special Site に情報がてんこ盛り :-)

(2021/04/23)届く!わぁい♪

(2021/11/27)ネット開催されたペンタックスオンラインミーティングで、驚愕のファームウェア更新情報が!なんと、GPSユニット無しでのアストロトレーサー機能(type3)という驚愕の隠し玉の発表が。(他にも「里び」とかいろいろな発表あり。楽しいイベントでした!)

(2021/12/07)新アストロトレーサー type3 の入ったテスト版ファームウェアが会員向けに。(下に続く)

 K3markIII_hotshoecover.jpg ユーザーレビュー投稿でいただいたホットシューカバー(左)と、O-HC177(右)

 K3markIII_PentaPrism.jpg ペンタプリズム!

We believe in the futures of SLR photography.

ファーストインプレッション

とても素晴らしいです、このカメラ!騙されたと思ってファインダーをのぞいてシャッターを切ってみてください。シャッター音にシャッターフィール、最高ですよ。 ファインダーを見てシャッターを切ることがこんなに楽しい一眼レフカメラ、手にしないなんて損だと思うな。

セカンドインプレッション(いろいろな意見に関連して)

全ての部具を新たに設計&作り直したんだから、この価格になるのは仕方ないだろう。しかも今のカメラ業界全体の販売状況を考えても、昔のように薄利多売は確実に首を締めることになるし。(それ以外にも半導体素子が足りてないという世界的に深刻な問題も。あらゆる業種のメーカーが半導体を奪い合いしてるらしいからなぁ。)とはいえ、安い価格帯のボディが別に必要だとは思うけども。(K-70 とかの後継があれば…→ Pentax KFが出ましたね♪)

チルトモニターとかバリアングルモニターが無いことについては PENTAX Statement 読めば自然と理解できると思う。ファインダーを見て撮ってほしいという作り手(メーカー)のメッセージを受け取りましょうよ。ファインダーを見て撮るほうが楽しいと思うなぁ。

それから、バッファが足りんという意見もチラホラあるみたいですが、、、私は一度もそう思ったことが無いですね。単に無造作に(雑に)シャッターを切ってるからじゃねぇの?もっと丁寧にシャッターを切りましょうや。(連射って数撃ちゃ当たる戦法だからさ、PENTAX Statement 的にも重視してないのでは。)

GR に寄せた(?)新しいメニューについては、、、未だに慣れないですね。慣れる日が来るのだろうか?個人的な不満は今のところメニューだけかなぁ。 なお、メニュー対応表(K-5以降のメイン機種との対応表)が本家サイトに用意されている。 これらを用意しなきゃならないことを認識されているのだったら、以前のメニュー形式に戻すオプション(もちろん有料可)を用意して欲しいところ。

(2023.05 追記)2年経過&3万枚超撮影したが、このメニューだけはどうにもだめだなぁ。おそらく慣れることはなさそう(アンケート等で改善希望の旨は伝えていますが)… 皆さん不満ないのかなぁ…

新アストロトレーサー type 3 (ベータ版)をテストしたファーストインプレッション

2021/12/07 に会員向けにベータ版が公開されました。早速入れてみましたが、とんでもない機能です。素晴らしすぎて撮りながら感動しちゃいました!場所や向きを変えながらテストしたけれど、一度も失敗すること無く撮影できました。

手順はほんと簡単。三脚固定して、バルブ B にして、メニューからアストロトレーサー type3 を選び、後は撮るだけ。シャッターを切ると、10秒ほどの予備計測を行った後に、本撮影が始まり、後処理という一連の動作が行われ、止まった星の写真が撮れるというもの。GPS を使ったアストロトレーサーも凄い機能だけど、この type3 はさらに簡単。(恐らくだけど、この一連の高度な処理を行うためには、相応の処理スペックが必要なので、K-3markIII 以上のスペックを持つ機種でないと対応できないと思う。) キャリブレーションが不要なので、重いレンズでも ok なところもいいですね。

さらにこの type3 が良いと思う点は、おそらく建物の中からでも利用できる点。GPS ユニットを使ったアストロトレーサーの場合、正確な GPS 測位のためには鉄骨など影響を受けるものがあると NG 。一方、この type3 は直接星の動きを観測することで測位していると思われるので、周辺のモノ(建築物等など)などに影響されないはず。これも大きな優位点のひとつじゃないかと思う。 角度にもよるけれど屋根のあるところからでも撮影できるのであれば、夜露による結露の心配も低減できるし(寒さもしのげるし :p)、すばらしいと思います。

とにかくですね、星を撮ってみたい人は PENTAX K-3 markIII を!凄いですよ、これ。

テスト撮影例

DFA150-450 を付けて、撮影した M42。ちなみに M42 にしたのは狙ってます。PENTAX ですからね〜 :-) これ↓はクロップして少しだけ加工してあります。

 M42.jpg

撮って出しをリサイズだけしたものはこちら↓

 M42_orig.jpg