Asahi Pentax Super A
1983年3月発売の PENTAX 初のフルモード(絞り優先AE、シャッター優先AE、プログラムAE、マニュアルが可能)一眼レフ機。Kマウントに電子接点を付けたKAマウント。European Camera of the Year 1983 受賞。Mシリーズ後継の Aシリーズ初号機で、Mシリーズを踏襲して軽量コンパクト。
DA40mm のような絞り環の無い K マウントレンズ(KFA4レンズは多分除く)でも使うことが出来るのが大きな利点。(注:オートフォーカス(AF)は効きません。AFは次の世代からです。)電磁レリーズなシャッターを含めて全てが電気制御なので電池は必須ではあるものの、とても入手しやすい LR44(SR44)2個なのも推しポイント。例えば CR2電池を使う MZ シリーズなら AF を含めて DA レンズを使えるけれど、いざ使おうと思ったら電池切れというケースが何度かあったのですよね。(CR2 は入手コストがねぇ…)何処でも容易に入手できる LR44 で使えるこの Super A は AF を要しないならベストな K マウント銀塩機ではないかと思う。 まぁ金属ボディではない点は(個人的には)マイナスだけど、直線基調のすっきりしたフォルムや握りやすいグリップがある点なども良いですね。
(2021.11.)というわけで実はかな〜り長い間のんびりと探していたのですが、関東地方の某カメラ屋に「丁寧に整備した」という触れ込みの整備済み Super A があったので購入。届いたものを確かめてみると、基板交換してあり動作は完璧、外観も綺麗、、、なんだけども残念なことにファインダーに問題(たくさんの黒い点々)有り。看過できないレベルだったので問い合わせてみたところ「高すぎると売れないからファインダー周りは手を入れなかった。写りには問題ないのですが。」との言。だけどなぁ(電話口ではあえて言わなかったけども)中途半端な整備で売るのは如何かと。高すぎると売れないというのは分からなくもないが、それならどういう整備をしたものかきちんと書かんといけんじゃろう。何が「丁寧に整備した」だよ。特に光学カメラ(レンジファインダー機でも一眼レフ機でも)にとって光学ファインダーは命とも言える重要な部分じゃろ?まさかファインダー周辺の整備をしてないというの予想していなかったのだけど、まぁ私の判断が甘かったな(反省)…購入前にもっと根掘り葉掘り聞くべきだった。というわけで追加費用は払うのでファインダー周りを整備するよう依頼。→ 先方で再確認してもらったところ、モルト等の汚れではなくプリズムやスクリーンの劣化とのこと。プリズム等の交換部品はすでに無いとのことなので、可能な限りきれいに(磨く?)してもらう方向で整備を進めてもらうことに。やはり、一眼レフの命とも言えるファインダーは出来る限りきれいであってほしいので…(どんなカメラでもファインダーが汚れてると写欲が失せますよねぇ)→(2021.12.17)再整備してもらった Super A を受け取る。ファインダーがとても綺麗になっている。これですよ、これ。追加費用も掛かり高くついたけれども再修理してもらってよかった。やはり一眼レフはファインダーが命だよね。さぁ、フィルムを通して外へ持ち出そう!
久しぶりに通電すると、あれ?シャッターチャージはできる(カウンターも進む)風だが、シャッターが切れない。しばらく空打ちしていると動作するようになったが、、、数日休ませるとシャッターが切れなくなる。どうも動作が怪しい。電池を変えてみたけどやはりだめ。何処か内部にトラブルを抱えているのは確か。だがケチが付きまくってるので上↑のカメラ屋に再修理を頼む気にならないし、もう一切関わりたくない。さて、どうしたもんかな…いろいろ試してみたらどうやらメインスイッチ部分の接点不良っぽい。最初に受け取ったときにはこうじゃなかったから修理屋の腕もしれて、、、ま、もう何も言うまい。二度目はないから。 (追記:件のカメラ屋、「丁寧に整備した」といって投稿していた「別のカメラの」写真をみると、なんとトップカバーのネジが1本無い。外観チェックでわかるような検品もできないようじゃお話にならない。だめだこりゃ。)
DA40Limitedだって使える!
小さなMEより少しばかり大きい
40mm コンビ。GRIIIx と並べて。
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