ジャンクな銀塩カメラたち

ジャンクコーナーで買ったカメラなど。(ジャンクなので)部品取りに使うもよし、修理して使うもよし。ちゃんと直す or 使えることが確認できたら、このページから Film Camera ページに移すつもり。

それはそうと、遮光に使われるモルト、あれ大嫌いです。カメラの寿命を縮める元だよね。あんな素材使わなきゃよかったのに…

Asahi Pentax MZ-7

1999年8月発売。2016年2月、可部のキタムラでワンコインで購入したもの。駆動ギアが割れていてまともに動作しない。内部構造を調べるのに開腹したり、ストロボポップアップの部品取りに。

Konica 現場監督DD

1989年9月発売。2017年3月、退職された先生の部屋から発掘されたもの。下の Konilette と並べて職場に置いてある。

小西六 Konilette II

1956年9月発売。2017年5月、可部のキタムラにて購入。蛇腹の光漏れもなく可動部にも問題は見られないので多分使えると思うのだが、フィルムパトローネが特殊で入手できない。小さくてかわいいので職場のインテリアになっている。

Asahi Pentax MZ-5 silver

1995年11月発売。大ヒットした MZ シリーズの一番手。2017年12月、可部のキタムラで下の MZ-30 と一緒にワンコインで購入。ストロボポップアップの持病は出ているが、駆動ギアは大丈夫。ストロボ機能を除き、たぶん普通に撮影可能と思われる。かなり汚れていたが、アルコールを含んだウェスで拭いたら美しくなった。この子はきれいに直して、黒の Asahi Pentax MZ-5 と並べてあげたいなぁ。

Asahi Pentax MZ-30

2000年2月発売。MZ-7 の廉価機種らしい。ストロボポップアップも駆動ギアも問題なし。おそらくそのまま利用可能。(部品取りのつもりで買ったのだけど、分解歴もなくまともに動きそうなので迷っている。)データバックの日付は 2049 年まで ok。マウント基部がプラなので、MZ-7 から移植するといいかもしれない。

とか書いてたら、いつの間にかミラーが変なところで止まってる。。。壊れた〜。 ほんと何で駆動ギアをプラにしたんだろう。(ブツブツ)

東京光学 Topcon 35S

東京光学のレンジファインダーカメラ。2018/09、キタムラ可部店でなんとなく購入したもの ^-^;; 直前に、とても写りがよいという記事だったかを読んだ影響があるかも。

Asahi Pentax MX silver

上述の Topcon と Ricoh R1 を入手した際に同じジャンク棚にあって気になっていた Pentax MX 初期型。結構きれいな筐体ではあるが、シャッターが切れない orz...(ごにょごにょやっていると唐突にシャッターが切れるという、まさしくジャンク。)どうもシャッター周りのギアのかみ合わせに問題があるような感じ。直せるかどうかかなり怪しいが、ワンコインだったので翌朝確保した。最悪でも部品取りに使えるはず。本職の方にお願いしようか、、、ただこれ分解歴がありそうなので悩ましい…。

Asahi Pentax ME

1976年12月発売、AE 専用機。MX と対を成す、とても小さな一眼レフ機。MX とは内部構造が全く異なるらしい。K2 に載せられた金属縦走行式シャッターユニットMF をさらに小型化した MFC-E を搭載。(小型化してシャッターダイヤルを廃した K2 みたいな感じかな。)

2018年10月はじめ、広島駅前での用事のついでに立ち寄ったキタムラあけぼの店にて、外装が汚れまくった ME を見つける。外装こそ汚いものの、シャッターは安定して切れるし、ミラーやファインダースクリーンなどもクリア。電池ボックス周辺に酸化銀電池の液漏れ後が僅かにあるのが気になったが、ボトムカバーの保護シールも残っており、全体的な様子から使用頻度が低くしまい込まれていたと思えたので確保。ツーコイン。 持ち帰った後、まずは外装をきれいきれいに。次に電池ボックスを確認。液漏れ初期に電池は取り出されたのだろう、電池ボックス自体はきれい。蓋に少々青い液漏れ跡があったがそれもきれいに拭き取れた。液漏れで浮き上がっていた保護フィルムは剥がした。で、試しに LR44 を入れてみたところ、全く問題なく電装系が動作。AE 制御も問題なさそう。 外装の小さなポツポツ錆びを除けば全体的に状態は良く、モルトを交換しさえすれば良さそうだ。ラッキー :-)

ところで内部(軍艦部)とかにもモルトを使っているんだろうか、この子。(軍艦部はできれば開けたくないんだけどな…どうやら LED 付近にモルトがあるらしい)

Asahi Pentax SL

1968年発売。売れに売れたベストセラー機 SP から露出計を取り除いて堅牢にしたモデル。SP(SL) は、ペンタックストリオの一人である天才技術者の吉田信行さんによって設計されたとかなんとか。(吉田信行さんといえばクイックリターンミラー機構の発明 US2931072A でも有名ですね。)

2018年11月初め、本通りのカメラのサエダ、ジャンクコーナーにてワンコインで購入。状態は良くないので迷ったのだけれど、基本的にこの時代のカメラは手を入れれば直せるそうですし、優れた設計で整備性も良いことで有名なので中身を見てみたいという好奇心が抑えられず。。。^-^;;

Asahi Pentax ME (2)

(2019/01/26)1000円の *ist D に遭遇した雪の夜、キタムラ可部店のジャンク棚にて 500 円の ME も発見。状態をみると以前ゲットした ME よりも全体的に状態が良い。もちろん即座にゲット。持ち帰ってからざっと掃除をした上で電池を入れてみると、、、何も問題なさそうな感じ。モルトを交換するだけで良さそうだなぁ。ラッキー :-)

Asahi Pentax SP

(2019/02/16)キタムラ可部店にて、ジャンク棚に並んでいたものをゲット。ワンコイン。露出計周りは分からないが、シャッターは全速切れるし、ファインダー像も問題なくプリズムも大丈夫そう。動作はしっかりしているので、以前買った(塩梅の悪い)SL よりも手が掛からなそう。持ち帰ってから確認してみると、電池はあらかじめ抜いて保管してあった模様で電池ケース内はとても綺麗。よく使い込まれた跡もみられ、長い間ずっと大事に使われていたものだろうと思われる。

情報を集めてみたところ(ネット上を探すと回路も見つかる ;-p)露出計はブリッジ回路らしいことが分かったので、電圧変換はしないで LR41 を入れて使うことにする。露出計をブリッジ回路にしたのは先見の明。電池の電圧変換を必要としないので、当時の電池を入手できなくても使えるのですよね。当時のカメラでここまで考えられていたのは少ないんじゃないかな。直径7.9mm&高さ3.6mm のLR41だけだと収まりが悪いので、こちらに書かれているのを真似て 7mm 程度の Oリングを入手し、中に LR41 をはめ込んで電池ケース内に装着。露出計はバッチリ動作。古くなったモルトを交換すれば良いくらいだな、この SP は。やはり状態が良いものだった :-)

minolta Hi-Matic F

Rokkor 38mm f2.7、フィルター径 46mm。

(2019/02/16)minolta repo の修理をしていた流れでジャンク棚にあった Hi-Matic F を手に取ってみた。裏蓋を開けたら、子供の頃にあった懐かしいカメラ屋さんのシールが貼ってあったのでついつい購入。ワンコイン。弄られた形跡はないのでワンオーナー物だろう。ただし、液漏れ跡がみえるので、動くかどうかは博打。

試しに電池(LR44 x2 と詰物)を入れてみたが、、、やはり死んでるねぇ、回路が。液漏れで断線してるんだろうな。電池(特に水銀電池)の液漏れは嫌いだなぁ。まぁ、レストア素材としては十分楽しめるだろうから、追々考えますかね。

Yashica Electro 35

1966年発売。Yashinon DX レンズは、4群6枚のガウスタイプでフィルター径は 55mm。デザインは、GKインダストリアル研究所によるものらしい。大きく重たい。^-^;;

(2019/02/17)キタムラ可部店にて、初代だと思われる Yashica Electro35 に出会う。電気周りがどうなってるか分からないけど、メッキの状態はいいし、シャッターやレンズ周りの動作も問題無さそう。外観を見る限りは弄られた形跡は見当たらない。以前ワンコインで買って直した Yashica Electro 35 MC がとてもよい描写をしていたので、このレンズも期待できる。GKインダストリアルだし、実は同期ということもあって購入。そして、お世話になった可部店で購入した最後のカメラとなった…

持ち帰ってから電池室を開けてみたら、、、うわぁ、塩を吹いたマロリー水銀電池が出てきたよ〜。(>_<) ひとまず、そぉ〜っと取り出して電池室内を掃除。古い水銀電池(刻印をみると '72年4月製造の電池っぽい)が入ったままということは、やはり誰も弄ってないまま放置されていたのだろう。 さてこの後、どういう方針で直そうかなぁ。

で、試しに電池(LR44 x4 と詰物)を入れてみたが、、、んー、ピクリともしないね、この子。液漏れで電気回路が死んでいるのだろう。ネットで調べたら内部は配線だらけだし、それが腐食しているとなると、、、これは直すのが面倒くさいぞぉ。追々考えるとしますか。

Minolta Hi-Matic 9

歴史に名を刻んだ初代Hi-Matic の発売からちょうど 4年後の 1966年3月に発売された。初代から続いたこの Hi-Matic シリーズ、正直なところ大きく重たいのが難点。

さて、この Hi-Matic 9 は(水銀)電池を使っているが、露出計を動かすためだけのものなので、電池無しでフルマニュアルで撮影することが可能。その仕組みは結構面白い。

キタムラ祇園店にてレストアベースとして購入。(Yashica Electro 35 と同じく、個人的に発売年月に重要な意味あり。)外装はかなりきれいで、レンズやファインダーなどの光学系の状態も良い。ただし(お漏らししたのか?)電池を入れても露出計はピクリとも動かないし、軍艦部には素人が弄った痕跡(傷)もあるジャンク品。 フルマニュアルで使うことは可能だと思われるが、せっかくの露出計も使えたほうが便利だよなぁ。修理するかどうするか、のんびり考えよう。

Mamiya35 Ruby Standard

1961年発売。セレン露出計の付いたオーソドックスなレンジファインダーカメラ。5群6枚の Mamiya-Kominar 48mm F2。Copal SVK。

Konishiroku Konica SII

1961年発売。セレン露出計付きのレンジファインダーカメラ。Hexanon 48mm F2、Copal-SVE。

Konica Big mini

1990年発売。第二世代 Big mini BM-201。カメラ屋さん曰く、当時たくさん売れたらしい。スタイリッシュで、後の Ricoh R1 開発のヒントになったという話。

(2019/10/27)ジャンク箱からワンコインで救出。光学系だけでなく、内や外もきれいな個体。で、電池 CR123A を入れてみたところ、何回かシャッターは切れたものの何やらきな臭い匂い、、、どうやら久しぶりに通電したことでフラッシュチャージ用のコンデンサがパンクしたようだ... 電源スイッチを入れる度に、フラッシュチャージしようとして大電流が流れているみたい(きな臭い匂いがする)で、電池の起電力不足になりシャッターが切れなくなった。弱点と言われるフレキケーブルは問題ないので、フラッシュ用コンデンサを交換すれば直るだろう(中に入る同等品が手に入るかどうかが全てだな)

Minolta Hi-Matic E

1971年発売。Rokkor-QF 40mm F1.7 搭載のプログラム EE 距離計連動式カメラ。

Konica Auto S2

1966年発売。Konica S シリーズにCdS露出計を付けた距離計連動式カメラ。レンズは Hexanon 45mm F1.8。

(2020/09)日進堂さんにて、距離環がガチガチに固着して 300円という値札が付いていたジャンク品。もしかしたら Konica SII のレンズ(後群)に流用できるかな〜と考えていたのだけど、同じ Hexanon でもこちらは 45mm F1.8 なので移植は無理っぽい。 ただ、調べてみたら発売年が 1966 年だったので親近感が。固着した(錆びてる?)ヘリコイドを治せば何とかなるかなぁ。びくともしないので、中は一体どうなっていることやら。シャッターユニットや絞りは問題なし。

修理して Camera ページに移したカメラたち

修理作業は楽しいですね。ただし自前修理はジャンク品に限定しています。(素人が修理したものは全てジャンク扱いになります。そうでないものは本職に任せましょう。意味もなくジャンク品を増やさないで。カメラがかわいそうだよ。)

Last modified:2020/09/13 11:01:21
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